*S L* vol.3

喜怒哀楽を残しておくところ。(関ジャニ∞・歯列矯正多め)

退職を申し出たけど

20~22日は休みをもらっていて、27日出社してあれこれたまっているメールをさばきながら「やっぱり辞めることを少しでも早く伝えなきゃ」という気持ちになって、夜、上司に9月末で退職したいと申し出た。上期末だからもうここしかないと思っていたし、10月以降もこの会社で働き続ける姿を想像したくなかった。人事制度を確認して、退職者は1ヶ月前までに書類を提出するという決まりだったから、今伝えれば何ら無理のないスケジュールだと。

 

「少し前から考えていたのですが、会社を辞めようと思っています。9月末で退職させていただきたいです。」そう伝えると、上司がその言葉を飲み込んで少し黙ったあと、なぜ退職するのか、何がきっかけなのか、次は決まっているのか、一通り質問されて、そのあと「申し訳ないが9月末は厳しい。本当は半年欲しいが、せめて12月末くらいまではいてもらいたい」と返してきた。まさか9月末を断られるとは思っておらず、YesともNoとも答えられなかった。

「12月末まで働いて、1月に有給消化して…」「営業は苦手と言っていたもんね。いつかそう言われるかなと思ってはいたけど。そう思わせてしまって申し訳なかった」云々と、私の申し出に動揺しているのかやたら口数が多く大して思ってもいないだろうことがわかる発言ばかりしている上司。私の働き方やスタイルについてあれこれ語るその言葉ひとつひとつに嫌悪感しか抱かなかった。私を知ったふうに語らないで欲しい。

12月までってちょっと待ってよ、それなら今年度引っ張って来年度異動希望出すほうがマシ。とても今年度いっぱい持たないから辞めると言っているのに。そのときはそう伝える気もおきなくて、結局何も結論は出ず後日改めて話し合うことになった。

 

本当は木曜日に話す予定だったけど、上司から「来週以降でもいいか」とのことで進捗はなし。別件で呼ばれたときにはひたすら「あなたのこれまでのキャリアがもったいない」と諭された。この私の将来を気遣うアピールも何も心に響かない。実際は自分のマネジメントに対する評価に傷がつくことを避けたいだけなのだろう。

 

退職希望を早々に上司に申し出てから、少しだけ気分が楽になっている自分がいる。永遠にこの仕事をするわけではないと思えることが、こんなに心を軽くしてくれるのかと驚いている。思い切って早めに伝えて良かった。今はまだいつ辞めるのか、本当に辞めるのか、宙ぶらりんな状況だけど、いざとなったら辞められる、それだけで苦しめられていた何かから少し開放されたようだ。

今年、新入社員のトレーナーをしていて、OJT計画書に入社後3か月の振り返りと今後のアドバイスを書いていたら、急に泣きそうになってしまった。自分の新入社員の頃を思い出して、尊敬する先輩に守られ大切に育ててもらったことがいっきに頭に浮かんできた。本当に恵まれていた。職場が変わっても私の成長を喜んでくれる人たちばかり。私はその先輩たちを裏切ってしまうのだな…と思ったら申し訳なくなった。先輩に教えてもらい、たくさんフォローしてもらい、上司に十分すぎる評価をしてもらったから私は10年もこの会社にいられたんだな。その御恩は到底返せていないだろうけど、辞めるときにはしっかり感謝を伝えよう。