求めない人に成るべくして成った
嫌なことがあった日は重苦しい曇り空で
次の日は冷たい冷たい雨だった
一生止みそうにないくらいの雨
夜のあいだずっと止まない雨
夜が明けたのかわからないような雨
それがやっと降り止んで
ああ、あとは少しずつ暖かくなってほしいな
少しずつでいいから
ほんとうはいっきに春がきてほしいけど
贅沢は言いません
って考えてたらふと思い出した
昔、何かを耐え忍ぶとき
自分に言い聞かせていたのは
求めちゃいけない
何も求めなければ大丈夫
求める心は欲を生むから
そんな言葉だったなぁと
もしかしてほんとうにそんな人間になれてきているのかもしれない
今のわたしは確実に過去のわたしの積み重ねなのだと
なんとなく実感した、小さな小さな発見
雨も止んだし、気分も晴れるといいなぁ